初物 キュウリを採っていただく
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    6月5日

     

    キュウリが食べ頃です。

     

     

    採っていただきました。

    初物は美味しいですね。

     

    初物

    日本人に古くから珍重されてきた「初物」。

    初物を食べるとなぜか幸せを感じてしまいます。

    日本人は初物を好む民族といわれていますが、それはなぜなのでしょう。
    初物が持つ誘惑と魅力とは!その感動をもたらす初物について調べてみました。

     

    ■初物とは?

    初物とは、実りの時期に初めて収穫された農作物や、シーズンを迎え初めて獲れた魚介類などのこと。

    初物には他の食べ物にはない生気がみなぎっており、食べれば新たな生命力を得られると考えられていました。

    昔は初物を最初に口にできるのは朝廷や有力な武家だったそうです。

    やがて町民が財力をつけた元禄の頃になると、反骨精神とあいまって「お上よりも先に食べる」という風潮が江戸中に広まったといわれています。

    人気の初ガツオは早朝の相模湾で釣られ、早船や早飛脚でその日のうちに江戸に運ばれていました。

    1本が2〜3両(現在の10万円以上)で取引されることも。

    しかし“江戸っ子の粋”とされる、初物を食べるという行いが加熱しいろんな食材の高騰を招いてしまいます。

    それを見かねた幕府が「初物禁止令」を出したといいますからいかに江戸の人々が初物を狂騒していたかがわかります。

     

    ■初物七十五日って?

    「初物七十五日」ということわざがあります。

    “初物を食べれば75日長生きできる” という意味です。

    これはある死刑囚の話からきています。

    江戸時代、刑が執行される罪人には「最後に食べたいもの」を与える習慣がありました。

    ある一人の罪人が選んだものは、時季外れのものであったため、その初物が出るまで75日かかり、罪人は75日生き延びることが出来たそうです。

    これは、一日でも長く生きるために死刑囚が知恵を働かせたといわれています。

    この話から、庶民の間では
    「初物を食べると七十五日長生きできる」といわれるようになりました。

    「初物を食べたから寿命がのびた」のではなく
    「初物を食べたいと望んだから寿命がのびた」わけなのですが、
    この話が縁起担ぎ(縁起物)の意味でも使われるようになったとされています。

    地域によっては東の方角を向いて笑いながら食べると福が舞い込んでくるという言い伝えもあるそうです。

    江戸の人々が初物に熱狂した背景にはこのような縁起担ぎの意味も大きかったようですね。

     

    ■春夏秋冬の自然を感じて

    「初物七十五日」は、もうひとつ、中国の五行(木・火・金・水・土)から来ているという説です。

    季節に当てはめると、春は木気、夏は火気、秋は金気、冬は水気、土用が土気となり五つの季節で1年を割ると75日になります。

    つまり75日周期で季節が変わり、その季節の旬の食べ物が獲れるというもの。

    すなわち、昔の人は季節の変わり目の初物には、これから始まる季節に見合ったパワーが詰まっていると考えました。

    たとえば、早春の頃に出るふきのとう、うど、ワラビやコゴミなどの山菜は老廃物を押し出す作用をもち、体内の代謝を良くしてくれます。

    秋田県ではイタドリの若芽をてんぷらや塩づけにして食べたりしますが利尿効果があり、これから暖かくなり始める気候に合わせて
    春の気を活性化、体調を整えてくれる働きがあるといわれています。

    人気の初ガツオは「勝つ魚」「勝男」に通じ「初鰹を食べると長生きできる」とされ、大変珍重されました。

    また、立春から88日目にあたる「八十八夜」に摘む新茶は日本茶の初物。
    末広がりの八が重なることで不老長寿の縁起物とされ延岡市の北川町では、八十八夜のお茶を飲むとマムシにかまれないと信じられていたんだそうです。

    たしかに季節ごとに登場する旬の素材は、見るからにみずみずしく生命感に満ち溢れており、これを口に入れればいかにも長生きできそうです。

    現在はいろんな食材がスーパーで売られ、いつでも食べられる世の中になりましたが昔の人が初物を好んで食べたという食文化は現代も残っています。

    季節の境が曖昧な今だからこそ、その季節にしか獲れない初物に私たちは心を奪われてしまいます。

    自然の産物を上手く食生活に活かして共存していた昔の人、医食同源の力って凄いと思いますね♪

     

    まとめ

    その年に初めて獲れたものを誰よりも早く頂けるというのはうれしい限り。
    「初物を食べると長生きできる」ということわざも、縁起かつぎみたいなもの。
    初物には生気がみなぎり勢いがあるため体に栄養とパワーを与え、いかにも長生きできると思えますね。
    確かに出始めのものには勢いがありパワーもありますから、少々高くてもまだ出回っていない初物は食べたい衝動に駆られ食した後は感動に包まれるものです。

                        (暮らしが2倍楽しめる情報より)

     

     

     

    「初物75日」「初物喰えば、75日生延ばるる」

    江戸時代にさかんに使われたことわざで、初物を食べると、75日長生き出来るという意味です。

     

    日本の四季は明確で、季節があっという間に移り変わります。

    花見を楽しんだら、もう初がつお。

    照りつける太陽の下、スイカを食べていたと思うと、まもなくやって来る初栗。

    日本の場合、三ヶ月が一つの季節なので「75日」というと、2ヶ月と15日。

    つまりその季節の到来よりも15日前あたりが、走り物、初物の季節になります。

     

    季節を運ぶ風は、同時にその季節の先がけとなる食材も運んできます。

    これが「初物」です。

    江戸も後期になるとロンドンやパリをしのぐ百万人以上の大都市となり、こうした中で、人よりも一歩先に食べるということは人々の誇りでありました。

     

    また、超過密都市で暮らしている中での気分転換が「初物への熱中」でした。

    ストレス解消にも初物食いは大変役に立っており、みずみずしい果物や野菜を食べれば爽快感が味わえるし、ビタミンCの効果も大きく、風邪などの感染症予防にも役立ち、江戸の人は江戸暮らしをしながら、長生きするための「初物健康法」をしていたのです。

     

    魚、野菜、果実、どれでも「初」がつくものは人より先に食べる、というのが江戸っ子の誇りと見栄で、江戸城の将軍様から大店の主人、そして裏長屋の住人までもが参加し、意地で争い、熱中していたそうです。

     

    初物の中でも、何といっても熱狂したのが「初がつお」でしょう。

    綿入れから袷に衣替えし、ほととぎすの声が聞かれる頃になると江戸の町には初がつおが出回ります。

    借金してでも初がつおをみのがさないのが江戸っ子の自慢で、女房の晴れ着や蚊帳まで質に入れ、負けず嫌いの江戸っ子気質で値段構わず入手しようとしたので、初がつおの値段はべらぼうに高く、今の値段に換算すると初がつお1本22万円から30万円程だったといわれています。

    見栄を張るのも美学の一つだったのでしょう。

     

    〜初がつお 銭とからしで二度なみだ〜

    〜井戸端で みせびらかして 刺身にし〜

     

    など、初がつおと苦戦した川柳も沢山残っています。

    かつおだけでなく、なすやきゅうりも同じで、あまりの初物熱狂ぶりに売り出し時期に制限が設けられた時もありました。

    しかしながら、やはり初物には目がなく、「やっぱり初物は一味違う」と味にうるさいことを披露していたようです。

     

    昔から初物をいただく時は、東の方向に向かって笑うといわれています。

    東は太陽の昇る方角であり、あらゆる食材はすべて太陽の光とエネルギーで生まれてきます。

    「今年も初物がいただけました」と感謝を込めて、ニッコリ微笑んで有難く頂戴したいと思っています。

    75日長生き出来ますように!

                        (老友新聞社より)

     

    posted by: 1513neoya | 野菜作り | 02:12 | comments(0) | - |