重陽の節句
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    今日9月9日は重陽の節句です。

     

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    重陽(ちょうよう)は、五節句の一つで、9月9日のこと。
    旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。

    陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれる。
    奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行われていたが、九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていた。
    後、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となったものである

    邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていた。
    また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣があった。
    現在では、他の節句と比べてあまり実施されていない。


    中国の重陽

    中国では、『芸文類聚』に魏の文帝が鍾繇へ菊花を贈った記事が見える。
    上記の菊を使った習慣の他に、茱萸(グミ)ではなく呉茱萸(ゴシュユ)の実を入れた袋を肘に下げたり、郊外の丘など高い場所へピクニックに出掛け遠くを見る(これを登高と呼ぶ)ことが行われた。

    中国で重陽が正式な節句として認められたのは漢代である。
    劉歆による『西京雑記』に、高祖の愛妾であった戚夫人が殺害された後、宮廷より放逐された侍女の賈佩蘭が、9月9日は宮廷では茱萸を肘に下げ、菊酒を飲み長寿を祈る習慣があったと人に話したことにより、民間でも祝われるようになったとある。

    唐代の重陽は2日あるいは3日間にわたって祝われていた。
    これは李白の『九月十日即事』からもうかがい知ることができる。
    2012年6月26日、十一回全国人大常委会第二十七次回で初めて高齢者の権利保障法修訂草案が審議された。
    草案では每年陰暦九月九日(重陽節)を老年節(老人の日)としている。


    日本における重陽

    平安時代から菊花酒(菊の酒)を飲む風習があった。
    松尾芭蕉の二句: 草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒
     山中や 菊はたおらぬ 湯の匂 (『奥の細道』、山中温泉の湯を賞賛して)

    春に飾った雛人形をもう一度飾る「秋の雛」という風習がある。
                        (Wikipediaより)

     

     

     

    「重陽」とは9月9日にあたり、菊に長寿を祈る日です。
    陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています。
    日本では奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています。

    意味・目的邪気を祓い長生き効果のある菊

    古代中国では菊は「翁草〔おきなくさ〕」「千代見草〔ちよみくさ〕」「齢草〔よわいくさ〕」と言われ、邪気を祓い長生きする効能があると信じられていました。
    その中国の影響を受けて日本では、8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈っていました。
    また、菊に関する歌合わせや菊を鑑賞する宴が催されていたそうです。
    現在は寺社などで行事を行う程度で一般にこれといった行事はあまり行われていないようです。

     

    起源・歴史

    秋の収穫祭が起源?

    平安時代以前は、農山村や庶民の間で秋の田畑の収穫が行われる時期に「栗の節句」とも呼ばれて栗ご飯などで節句を祝いました。(その後も農民の間では収穫祭の意味合いが強く受け継がれていきました)
    平安時代に入って中国思想の影響を受けると、菊の花を浸した「菊酒」を飲み交わし、茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を掛けて悪気を祓う菊花の宴が催されるようになりました。
    また、菊に関する歌合せや、「菊合わせ」という現代で言う菊のコンクールが盛んに行われるようになりました。
    現在でも、9日に行われるとは限りませんが、菊のコンクールや鑑賞を行う風俗は残っています。

     

    行事・無病息災のための神事

    京都の上賀茂神社では、無病息災を祈る重陽の節会が現在でも行われています。
    9日には、境内細殿前の土俵の左右から、弓矢を手にした二人の刀弥〔とね〕が横とびしながら二つの立砂の前へと現れ、「カーカーカー」「コーコーコー」と烏の鳴きまねをした後、近所の子供が相撲を行う烏相撲〔からすすもう〕や、「菊の被綿〔きせわた〕」の神事がとりおこなわれます。                                                    

                        (日本文化いろは事典より)

     

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    五節句

    漢名         日付    和名       節句料理

    人日(じんじつ)   1月7日   七草の節句     七草粥

    上巳(じょうし)   3月3日   桃の節句 雛祭   菱餅や白酒など

    端午(たんご)    5月5日   菖蒲の節句         菖蒲酒 関東では柏餅、関西ではちまき 菖蒲湯の習俗あり

    七夕(しちせき)       7月7日       七夕(たなばた)裁縫の上達を願い素麺が食される

    重陽(ちょうよう)  9月9日   菊の節句            菊を浮かべた酒など

    なお、新暦では3月3日・5月5日・7月7日は同じ曜日となる。

     

     

    重陽(ちょうよう)の節句
     

    9月9日。
    「九」という陽の数が重なることから重陽(ちょうよう)といいます。

    昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の極である9が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。
    日本には平安時代の初めに伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。
    菊の節句、菊の宴とも言われています。

    収穫の時期にもあたるため、庶民の間では「栗の節句」としてお祝いをしていました。
    今も、太宰府天満宮の秋思祭(しゅうしさい)など、各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。

     

    華道の世界でも大切な日

    華道を嗜む者にとって、この日はとても大切な日なんです。
    菊のみを使ったお生花(せいか)をいけます。
    お正月に若松だけでいけられた生け花をご覧になられたことがおありでしょう。
    華道では節目節目に、その季節の象徴とされる花一種のみでお生花を生けますが、その中でも重陽の節句に菊を生けるのは、ある意味儀式のようなもので、特別な日なんですよ。 
      

    過ごし方
    ・菊の花を生けます。
    ・菊酒をいただきます。
    ・献立の一品に食用菊をあしらったものを盛り込むと風情がありますね。
    ・「栗の節句」ともいわれていたようですので、栗ご飯をいただくのも季節感があっていいと思います。
                        (日本の行事・暦より)

     

    posted by: 1513neoya | とはずがたり | 03:03 | comments(0) | - |